大手私鉄4社がクレジットカード特典で提携開始!
大手私鉄の京浜急行電鉄(以下、京急)・名古屋鉄道(同、名鉄)・京阪ホールディングス(同・京阪)・西日本鉄道(同・西鉄)の4社が、2020年2月1日から、各社ならびにそのグループ会社が発行しているクレジットカード会員向け特典の相互連携を開始しました。
具体的には、既に名鉄と京阪が2019年6月から開始している相互のクレジットカードを所有している会員に対して、自社グループの施設使用料割引などの特典の連携を、京急と西鉄とも連携して実施すると言う代物。
対象となるクレジットカードは、以下の通り。
対象となる施設において、上記のいずれかのカードを提示もしくは決済するコトで、料金の割引などが受けられることになります。
主な対象施設は、以下の通り。
- 京急グループ
・葉山マリーナ:乗船料金1,000円割引
・京急イーエックスイン:宿泊時のミネラルウォータープレゼント
・京急油壷マリンパーク:入園料金5%割引
- 名鉄グループ
・名鉄グランドホテル:宿泊料金5%割引
・名鉄イン:宿泊料金10%割引
・明治村:入村料金100円割引
- 京阪グループ
・THE THOUSAND KYOTO:宿泊料金1,000円割引
・琵琶湖ホテル:宿泊料金1,000円割引
・ひらかたパーク:入園料金20%割引
- 西鉄グループ
・ホテル(グランド・ソラリア・クルームイン):宿泊料金5~10%割引
・マニエラ:コースまたはビュッフェ料金10%割引
・マリンワールド:入園料金100~150円割引
ココに挙げたのは、ほんの一例ですが、こうしてみると、1つ1つの割引は大きくないんですよね。
ただ大手私鉄でも、これらの4社は、どちらかと言うと、地元に施設が偏っている傾向が強い感じ(名鉄はそうでもナイか?)なので、カードの割引特典が広がると言うのは、有り難い所。
いや、そもそもその前に、クレジットカードの割引特典って、どれだけの人が利用しているんだろう…と言う気にはなりましたが。
ホテルの割引が効くのは、ちょっと魅力か?
関東・中部・関西・九州…と、今回の4社の提携で、図らずしも、日本の主要エリアを網羅するようにはなった訳ですが、今回の提携開始で、一番大きいのは、やっぱりホテルでしょうかね。
大体、こうした私鉄系のクレジットカードを持っている人は、その沿線に住んでいるコトが多いでしょうが、その沿線でホテルに泊まると言うケースは稀でしょうが、ホテルでの割引があると、提携先で利用出来ますからね。
しかも、ホテル網を拡大している西鉄が入っているのは、嬉しい所と言う感じでしょうか。
大手私鉄各社は、どの会社もクレジットカードを発行しているかと思いますが、こうした提携が、これから進めば、もっと面白いコトにはなるかと思うのですけれどもね(複雑にもなるけれど)。
阪急阪神と東急。
近鉄と西武とか。
その辺りの自社沿線以外にも、勢力を持っていたり、グループ会社が大きい所同士が動いたりすれば、かなり魅力的なコトになるかと思うのですが…
JR東日本と西日本とかが、もっと提携し始めたら、かなり大きな勢力になると思うのですけれどもね。
さすがに簡単にはいかないのかな。
寧ろ、今回の4社みたいに、そこまで広がっていない所同士の方が、提携はしやすいのかも知れませんね。