日本最大級のコミュニケーションアプリである「LINE」。
最早、ひとまず誰でもアカウントぐらいは持っているような気すらするアプリですが、その「LINE」と野村證券(正確には野村ホールディングス)が組んでスタートした「LINE証券」。
若年層を取り込みたいと言う狙いのあった会社だと思うのですが、「LINE」は証券事業を再編するコトを発表し、2024年中に野村証券への株式移行を発表しています。
で、それは問題ない。
問題になるのは、「LINEポイント」の現金化と言う道が1つ、なくなると言うコト。
「LINEポイント」は、「LINE証券」で株式を購入。
それを売却して銀行口座に振り込むコトで現金化が可能なポイント。
今回の事業再編のタイムスケジュールを見てみると、こんな感じ。
- LINEポイント→証券口座への入庫…2023年7月18日15:00まで
- いちかぶ・現物取引新規買付終了…2023年7月21日約定分まで
- マイページ終了…2023年7月25日17:00まで
*ポートフォリオは今後も閲覧可能
- Zaim連携終了…2023年8月8日まで
- マネーフォワードME連携終了…2023年8月14日まで
- 他証券会社への出庫…2023年秋ごろ予定
- 野村証券への移管…2024年中
こんな感じになっていますね(詳しいタイムスケジュールは、下記を参照ください)。
FX事業などはこのまま継続になりますが、証券事業は撤退と言っても過言じゃないですね。
line-sec-info.landpress.line.me
で、「LINEポイント」を現金化するのは、今日の15:00までに証券口座に入庫している必要がありますね。
そろそろだなぁ…と思っていたのですが、3連休ですっかり忘れていましたけれど。
買い付けは7月21日がラストですが、それ以降は手数料無料での売却が可能なので、とりあえず、そこは急がなくても良いのかと。
ひとまず、「LINEポイント」の消化は、ラストチャンスですね(まだPayPayへの出金は可能ですが)!
組み合わせは最高なのに、撤退?
個人的には、年に1回ぐらい、このルートを使ってポイントを現金化して来ただけに、ちょっとショック。
いや、ショックなのは、日本最大のコミュニケーションツールである「LINE」ですらネット証券は難しかったと言う点ですけれど。
しかも組んだ相手が、証券最大手の野村証券ですから、組み合わせ的にも盤石だったと思うし。
やっぱり取扱額が低すぎたのかな?
スマホから全ての流れが完結できるし、それでいて動きも軽いし、個人的には好きだったんですがね。
まぁ、取扱額が低いと言うのは、若年層をメインターゲットに据えた時点で、分かっていた話。
そもそも投資に回すだけの余力が乏しい世代な訳ですしね。
それが想像以上だったと言う感じなのか、それとももっとアピールできなかったのかな…とも。
ポイント投資とか、もっとグループ内でやりようはあった感じはしますけれどね。
そう言う意味では、「PayPay」陣営に入った「LINE」の立ち位置の問題なのかも知れませんね。
それにしても…
「LINEポイント」。
今後の使い道が…と言う感じ。
まぁ、引き続き「PayPay」には流せるので、めちゃめちゃ困ると言う感じでもないけれど、正直、「PayPay」ってマイルに繋がる話がないので、メインでもサブでも使っていないからなぁ…