フランイグ・ブルーが大きく改変!
フランスのエールフランスとオランダのKLMオランダ航空の共通マイレージである“フライング・ブルー”の2018年4月1日からのプログラム更新が発表になっています。
結構、大掛かりな変更になっているので、フライング・ブルーでマイルを貯めている人にとっては、見過ごせない形になりそうです。
支払額ベースのマイル加算へ
現状は搭乗路線の距離(マイル)に対しての積算になっているフライング・ブルーですが、支払額に応じた換算へと変更になります。
・アイボリー会員:1ユーロごとに4マイル
・シルバー会員:1ユーロごとに6マイル
・ゴールド会員:1ユーロごとに7マイル
・プラチナ会員:1ユーロごとに8マイル
*有料の機内食や受託手荷物などもマイルの加算になり、対象航空会社は、エールフランス・KLMオランダ航空・HOP!・Joonの各社が発売しているフライト
2018年6月からは特典航空券の空席制限なしに
空席がある限り、エールフランス・KLMオランダ航空・HOP!・Joonならびにトランサヴィアのフライトではマイルでの予約が可能になります(現状はフライトごとに制限アリ)。
またマイル&キャッシュで、最大25%までを現金で購入するコトが可能になり、マイルと組み合わせた特典航空券の取得が出来ます。
会員レベルもリニューアル
現状のレベルは、マイル数と登場回数によって決定されていますが、新たに“XP”と呼ばれるシステム(ポイント)を導入するコトに。
こちらは距離と利用クラスによってポイントが決定するコトになります。具体的な一例としては、
・国内線エコノミー:2XP
・国際線中距離(2,000マイル未満)エコノミー:5XP
・国際線長距離(2,000~3,499マイル)エコノミー:8XP
・国際線長距離(3,500~4,999マイル)エコノミー:10XP
・国際線長距離(5,000マイル以上)エコノミー:12XP
の加算になり、プレミアムエコノミー→ビジネスクラス→プレミアクラスの順で加算ポイントがアップする仕組みになっています。
上級会員資格は、シルバー会員は100XP、ゴールド会員は180XP、プラチナ会員は300XPが12ヶ月以内に必要に。
JOONでも加算が可能になりそう
基本的に大きく変わるのは、マイルの加算が距離制から支払額制へ…と言うのが一番の変更点の様です。
アメリカ大手各社はこの制度へと変更が済んでいますが、ヨーロッパにもその流れが…と言う感じなのでしょう。
これだとフライトでのマイル加算の“旨味”が、なかなか見つからなくはなりますが、世界の潮流としては仕方がナイのかな…とも。
そして気になったのは、エールフランスが新しく中・長距離路線に就航させるLCCスタイルのJoonでも加算が可能と言う所でしょうか。
tabikazu.com
フルキャリアサービスの航空会社の傘下にあるLCCとしては、こうしたマイルが積算出来ると言うのは、既存のLCCとの差別化にはなりますモンね。
ただ、金額ベースでの積算に変わるので、さほどマイルの積算は望めないと言うコトにはなりますけれど(高いマイル数が積算出来たらLCCの意味がなくなりますしね)。
それにしても、この流れ、日系のJALやANAにもいつか流れて来るのだろうか。
まぁ、元々、日系の航空券は高止まり傾向だから、現状のまま、そう言う改変があっても、そこまで変わらない可能性もあるけれど、やっぱり導入されたら加算マイル数は減るんだろうなぁ…
それにしても…
確かに特典航空券の制限がナイ(空席がある限り)と言うのは、嬉しい所なんだけれども、手放しで喜べない自分がいるのは、やっぱり根っからの貧乏性なんですかね…きっと。
【LINK】
www.airfranceklm.com
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